実践Vimを読んだ。

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実践Vimを読みました。 本書は初心者向けの内容ということですが、触ったこともないような初心者向けというよりは、vimtutorを終えて基本的な操作がわかった人向けという感触です。 タイトル通り、実践的な内容となっていて、実現したいことの実現方法をいくつも紹介しながらメリット、デメリットを紹介していて、それぞれで使用するオペレータやモーションの理解が深まるようになっています。そのため、どういう場合にどういうオペレータを使うべきかを理解できるようになっています。 なるべく繰り返し操作がしやすいような操作を求めていくと、実現したいことにぴったり一致するオペレータを知る必要が出てきますが、いろいろなオペレータを紹介することで、よくある操作を実行するのに必要なオペレータは既にあるということをうまく示せているように思います。繰り返しを基本とするように考えていくと、段々とどんなオペレータがあるのか調べる必要が出てくるので、今後の上達にもつながっていくと感じます。

印象に残った使い方としては、マークの使い方(vimgrepの実行前とかquickfix関連の実行前とかにマーク設定)とか、挿入モードやコマンドラインモードでのC-rを使った文字入力(C-r0とかC-rC-wとか)とか、globalコマンドの使い方(実行するexコマンドに、rangeを与えて範囲を広く指定するとか)です。でも、そもそも繰り返し可能にするためにどういうオペレータにすべきかとか、マクロの直列実行、並列実行とかそういう考え方が整理されて記述されているのがとても理解の助けになりました。

今後もvimの上達に向けて精進したいと思います。