「エンジニアのための マネジメントキャリアパス」を読んだ

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「エンジニアのための マネジメントキャリアパス」を読んだ。

エンジニアが管理される側から管理する側になっていく話、、というか、管理者とはどういう役割かをきちんと説明した本でした。 そして、管理者にも段階があり、メンターとして一人を指導する立場からテックリードとしてチームを率いる立場、チーム管理者として管理する立場、チーム管理者を管理する立場といった具合に、それぞれの管理者が何をすべきかということが書かれています。よくあるダメな上司の例も交えて説明しており、イメージしやすい記述になっています。

管理する側に必要なものとして、対人スキルについても多く記述されています。技術的なスキルも当然必要ですが、チームメンバーや部下とうまくコミュニケーションを取るスキルが重要であること、プロジェクトをうまく進めるために、タスクを細かく分割し、具体化するスキルが必要であることなどが重要であることを述べています。

それぞれの段階の管理者がやるべきことが記載されており、本文中にもあるようにリファレンス的に利用されることを想定して記述されているため、自分の置かれている状況に合わせて適宜参照しやすい構成になっています。 時々読み返しては自分の行動を顧みることにも使える一冊だと思います。